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DM
感動の面白すぎるミステリー。 すぐに後ろに下がって照れて笑う。 かたや、暗黒の衣装に全身を固めた彼女ユキのほうは、自分の境遇にさしたる感想もないようで、ただぽつんと直立して星マーク付きの魔法の棒を持っている。 それともあれか。周囲の目をはばかったポーズなのか。しかし僕たちのいる一角は中庭の外れだから、聞き耳でも立てない限り会話を聞き取られる心配などなさそうだし、数メートル横に席をしつらえている鈴木の耳には届くだろうが、鈴木に聞かれて困る話なんてCIAかNORADの上層部しか知らないような情報ぐらいだ。白銀の城姫 3 青空文庫txt 挿絵付き