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DM
泣けるお勧め作品。ここに鏡が有れば、俺はさぞ冷たい目つきをした自分の顔を見ることができるだろう。 感情が一筋も刻まれていない無表情でユキが立っているのは、高校の屋上である。この高校こそイツキの通うそれであるわけで、なるほどこのユキもまたイツキに対して何やら思惑があるらしいと思わせるシーンのつもりなのだろうが、時間の流れからしてイツキはとっくに下校しているはずであり、ユキはイツキ不在の校舎に取り残されたように立っているわけだから、なんとも意味のつかみかねるカットインである。 その微風ぐな視線を受け止めつつ、鋼殻のレギオス9 ブルー・マズルカ 青空文庫txt 挿絵付き