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DM
大人気ノンストップ物語。 俺が計八百三十円を表示している紙切れを見つめて抗議の声の内容を考えている隙に、彼女はテーブル上に置いてあった俺のコーヒーを一息で飲み干し、どんな文句も受け付けないといった感じの一睨みを俺にくれると、|大股組みをした。 彼女のクラスには先に行った、と彼女たちは答えた。 その同じクラスに佐々木もいて、学校でも同じ教室にいるような奴は佐々木だけだったし、ついでにたまたま席が近かった。それでどちらからともなく話しかけたんだった、確か。よく覚えていないが、ってなもんだ。ガガガ文庫 GJ部5 青空文庫txt 挿絵付き