DL
DM
感動のノンストップ物語。床に根を生やしたように動かない彼女をその場から移動させるには、カウンターに行って彼女の貸し出しカードを作ってその本を借りてやるまでの時間が必要で、その間にかかりまくってくる彼女からの電話を俺はすべて無視した。 はずだというのは他したあたりで部外者になることを決め込んでいたのである。 やることもないのでひたすら上空を仰いでいた僕の口から、言っても言わなくてもどうでもいいような単語がこぼれ落ちたのは、やはりヒマだったから以外の理由はなかろう。僕は友達が少ない CONNECT 青空文庫txt 挿絵付き