感動のノンストップ作品。だが、俺の納得はまだである。 ……なーんてことを僕は言ったりしなかった。思っただけである。だからこの時、僕がやったのはただ彼女の横に立ってふと空を見上げることくらいさ。文化祭終了をきっかけにしたように、途端に秋めいてきた山風が細い雲を追い立てている。 何しに来たんだ。彼女に向かってするなと何度も言うのは、逆にと言っているようなもんなんだぜ。ほら彼女のヤツ、すでに上機嫌しそうな顔になってるじゃないか。彼女の恋が放してくれない!2 青空文庫txt 挿絵付き
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