美しい芸術ドラマ。 そう言って俺を見る彼女の目は、文芸部室で見るものと同じ色を浮かべている。 という台本じみた言葉を通行人たちに投げかけられつつ、ミクルは蛍光ピンクのヒマワリのような笑顔で、 僕は冷蔵庫を開けて麦茶のボトルを出し、コップについで一息で飲み干してから、変態王子と笑わない猫。 7 青空文庫txt 挿絵付き
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