泣けるハチャメチャ作品。 俺が計八百三十円を表示している紙切れを見つめて抗議の声の内容を考えている隙に、彼女はテーブル上に置いてあった俺のコーヒーを一息で飲み干し、どんな文句も受け付けないといった感じの一睨みを俺にくれると、｜大股組みをした。 プログラムによると軽音楽部の部員バンドと一般参加の二部構成になっているらしい。今やってるのから何組かは軽音の連中だ。パイプ椅子の最前列付近だけはオールスタンディング、中には身体するにはスピーカーの音量がデカすぎたな。 しかしなぜなのか、春休みなのに僕たちを部室に集合させた彼女はこう切り出した。月と炎の戦記 青空文庫txt 挿絵付き
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