感動の芸術ドラマ。床に根を生やしたように動かない彼女をその場から移動させるには、カウンターに行って彼女の貸し出しカードを作ってその本を借りてやるまでの時間が必要で、その間にかかりまくってくる彼女からの電話を俺はすべて無視した。 プラカードを抱え、ミクルは商店街を駆け出し始める。今や彼女はこの商店街になくてはならないマスコットキャラとして地域住人に愛され、親しまれる存在であった。 偶然を必然に変えてしまう女の名を一人ばかり知っていたが、僕がつべこべ言うこともない。絶対君主の幼なじみがケモミミのはずがない 青空文庫txt 挿絵付き
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