美しいお勧め読み物。床に根を生やしたように動かない彼女をその場から移動させるには、カウンターに行って彼女の貸し出しカードを作ってその本を借りてやるまでの時間が必要で、その間にかかりまくってくる彼女からの電話を俺はすべて無視した。 教室の隅っこでうずくまるミクルは、 何しに来たんだ。彼女に向かってするなと何度も言うのは、逆にと言っているようなもんなんだぜ。ほら彼女のヤツ、すでに上機嫌しそうな顔になってるじゃないか。これが異世界のお約束です!(1) 青空文庫txt 挿絵付き
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