恋と愛のハチャメチャ物語。床に根を生やしたように動かない彼女をその場から移動させるには、カウンターに行って彼女の貸し出しカードを作ってその本を借りてやるまでの時間が必要で、その間にかかりまくってくる彼女からの電話を俺はすべて無視した。 彼女の口調におやと思う。どことなくあらかじめ用意していたセリフを読んでいるような気配がする。上級生相手にタメ口なのはこいつらしいが。 僕がこの高校に入学したのは学区割りという制度の仕業せるんじゃないかと思えるくらいさ。“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店 青空文庫txt 挿絵付き
copyright (c) ライトノベル青空文庫txt All rights reserved.